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■中国茶のお話
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[第五回]
 生産量も種類も少ない貴重なお茶『白茶』(弱発酵茶)

[第四回]
 世界で愛飲されている『紅茶』(完全発酵茶)

[第三回]
 一番馴染み深い中国茶『青茶』(半発酵茶)

[第二回]
 日本茶のルーツです『緑茶』(不発酵茶)

[第一回]
 中国茶は世界のお茶のルーツ!?







中国茶の愉しみ

中国茶は世界のお茶のルーツ!?

 ひと口に中国茶といってもその種類は様々で、産地や茶樹、摘む部分、摘む時期の違いなどによって数百から数千種類あるといわれています。また、日本のお茶やインドの紅茶など、中国茶の製法や味が変化しながら世界各地に伝わった歴史をみると、現代のお茶のルーツは中国茶にあるともいえるかもしれません。ここでは、そんな中国茶の魅力をお伝えしていきます。
 一回目の今回は、中国茶の大まかな分類の方法をご紹介します。
 現在の中国茶は、発酵の度合いと注がれた湯の色から分類される緑、白、黄、青、黒、紅の六種類に花茶を加えた七種類に分けられるのが一般的です。
 次回からは、この七種類のお茶を個別にみていきます。



日本茶のルーツです『緑茶』(不発酵茶)

 前回ご紹介した七種類に分類される中国茶のうち今回は「緑茶」についてみていきましょう。現在の中国で、最も生産量が多く一般的に飲まれているのが「緑茶」です。
 緑茶は、製造の過程で摘み取った葉をすぐに熱処理して酸化酵素が働かないようにする「殺青」という製法を用いることが特徴です。代表的な緑茶としては、まず龍井茶があげられます。浙江省杭州にある西湖の周辺を産地とするので西湖龍井茶の名でよく知られています。

■コラム
日本茶のルーツとする中国茶には諸説がありますが、中でも龍井茶の産地に近い杭州の径山茶(ジンシャンチャア)が、一般的にそうではないかと言われています。





一番馴染み深い中国茶『青茶』(半発酵茶)

 「青茶」は、中国南部の福建省、広東省、そして台湾が主な産地で、現在の製法が完成してまだ150年前余りの比較的新しいお茶です。歴史が浅い理由の一つは、製造工程が複雑なためです。茶葉を発酵させ青茶独特の香りの成分を引き出しています。その青茶の代表といえばみなさんお馴染みの烏龍茶です。福建省北部産の武夷岩茶(大紅袍)と同省南部産の安渓鉄観音が青茶の双璧とされ、香りや味わいには格別のものがあります。
 他にも、テレビで花粉症に効くと紹介された台湾産の凍頂烏龍茶や同じく台湾産の東方美人などの銘茶が多くあります。当店ではこれら全てを取り揃えています。ぜひ一度お試しください。



世界で愛飲されている『紅茶』(完全発酵茶)

 日本はもとより欧米でも広く親しまれている紅茶。実はこの紅茶も起源は中国で、17世紀の明朝時代からの古い歴史を持っています。代表的なものとしては「キーモン紅茶)」が上げられます。工夫は丁寧に作られたという意味で、過去に万博で金賞を受賞したこともある逸品です。製造工程では、温度、湿度、通気等を調整し、酸化酵素による自家発酵を充分に進めることが特徴になっています。湯色は赤褐色で、味、香りともはっきりしています。中国ではあくまでお茶の一種ですので、ミルク、砂糖、レモン等は加えずストレートで飲むのが一般的です。



生産量も種類も少ない貴重なお茶『白茶』(弱発酵茶)

 烏龍茶でお馴染みの青茶等に比べて種類が少なく、生産量も少ないお茶です。歴史は古く、十世紀から皇帝たちが好んで飲んでいたようです。製造工程はごくシンプルで、青茶のように人工的に発酵させず茶葉を放置して自然発酵させます。湯色は淡い黄色で、味や香りも清らかです。胃に優しく、夏バテ防止や美容にも良いと言われます。
 美味しく淹れるポイントは熱湯をそのまま注がず90度ぐらいに少し冷ませて淹れます。



更新日 Wednesday, June 20, 2007

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