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 岩韻を譚ずる/その2鐵羅漢

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 岩韻を譚ずる/その1水金亀

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[第一回]
 中国茶は世界のお茶のルーツ!?







中国茶の愉しみ

岩韻を「譚」ずる/その1水金亀 
 「岩茶(ガンチャ)」ちょっと聞きなれない名ですが、中国の銘茶のひとつで、中国福建省の武夷山で育った茶木から取った茶葉を「岩茶」といいます。武夷山は世界遺産に登録され、九九の赤肌の岩と三六の峰からなり、いくつもの渓流が流れる別天地です。岩茶の古里は、気の遠くなるような年月をかけて風化し体積した岩地に根を張る、小さな畑です。
 土壌は岩石からのミネラルをたっぷり含み、それを存分に吸い上げた茶木は、コクのある重厚な味わいの茶葉を育みます。この茶葉の味わいを「岩韻(ガンイン)」といいます。風流ですね。では、「岩韻」を聞きながら、岩茶四大銘柄の逸話を始めましょうか。

「水金亀(スイキンキ)」
 むかし、武夷山に大雨が降りました。磊石寺の和尚さんが川のほとりを歩いていると、一本のお茶の木が流れ着きました。これも何かのご縁、和尚さんは茶木を拾い上げ、その見事な根回りを金色の亀になぞらえて、「水金亀」と名づけ大切に育てていました。ところがこの茶木は、上流の天心岩に生える天心寺のものだったのです。「大切な茶木を返せ」「拾って育てたのは私達だ」。両者とも譲りません。お茶をめぐってお坊さんたちが大喧嘩。それだけ魅力あるお茶、ということなんでしょうね。 お茶の銘柄とは思えないような「水金亀」の名の由来でした。岩茶独特のまろやかさと、甘くて上品な柑橘系の香りをお楽しみください。(和尚さん同士の争いの顛末ですか?スタッフまでお尋ねください)

岩韻を「譚」ずる/その2鐵羅漢
 岩茶(ガンチャ)の古里は、中国福建省の武夷山です。まさに天空の茶畑、いや名木となると絶壁の岩肌に根を張り、茶葉を摘むのに猿を使ったともいわれるほど、厳しい環境で育ちます。それで、平地で栽培される茶葉とは味にも風味にも格段の差があるのです。
 この味わいが「岩韻(ガンイン)」です。韻とは「音のひびき」「おもむき」の意があり、風の香り・霧の深さ・陽の甘さなど、太古から自然が育んだ味を心で聞くことでしょうか。「岩韻」とはよくいったものです。今回は、四大武夷岩茶から「鉄羅漢」をご紹介します。

鉄羅漢(テツラカン)
 鉄羅漢は四大武夷岩茶のひとつで、武夷岩茶の中で最も古い名木です。宋代に武夷山の慧苑岩(フゥィユェンイェン)・鬼洞(グィドゥン)で発見され、清のころは熱病の治療に優れた効果があるといわれました。武夷岩茶の
中で最も人気があり高価なお茶とも記録されています。名前の羅漢とは阿羅漢のことで、辞書には「悟りを得て人々の尊敬と供養を受ける資格を備えた人。最高の修行者」とあります。これにさらに鉄の字を冠した茶葉、ということです。
 茶木の形は壮観で葉が大きく岩茶の力強さを感じさせます。岩韻は優しい甘みと香りで、いつまでも舌を楽しませてくれます。武夷山のミネラル分を存分に含んでいますから、体を芯から暖める力を持っています。寒い時期には欠かせないお茶ですね。



更新日 Wednesday, June 20, 2007

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